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2015.06.09
xeenの産休・育休事情
#その他

xeenスタッフブログをご覧の皆様、こんにちは。

サーバサイドのプログラマのN、こと『しらおい』と申します。

 

以前、業務系のSEをしていた私がゲーム会社であるxeenに転職した経緯をブログにアップしたのですが、転職後、3年半経験を積んだ昨年、xeenでは初となる産休・育休取得、その後、この5月から職場に復帰をしました。

記念すべき(?)産休・育休取得第一号として、ブログを書きたいと思います。

 


 

まずは、産休取得前・・・・。

 

子供を授かった事がわかった当初は、やっと楽しいと思える仕事とめぐり合ったのだから、仕事を続けたいという気持ちと、出産後は今の様にハードには働けなくなる事は明らかなので、会社に迷惑をかけたくない、という両方の気持ちで多少(あまり思いつめないタイプなので、本当に多少 笑)悩んでました。

 

思えば、入社時に社長との最終面接で(当時結婚したばかりという事もあり)入社するなら、仮に妊娠出産したとして、その後も仕事を続けるくらいの気持ちを持って入って欲しい、というありがたいお言葉はいただいていたのですが、大企業でもまだまだ取りにくいと言われる、産休・育休、しかもゲーム会社というハードな仕事環境で、前例の無い中取得するのは可能なのかしら、と、仕事をしながら妊娠した女性なら誰でも持つような不安を抱えていました。

 

答えの出ないまま、まずは上司に報告すると、現在の体調を気遣ったり出産予定日等、一通りの現状を質問された後『産んだ後は、いつごろ戻って来れそう?』という感じで、仕事を続けるのが前提の質問をされました。その後、管理部、同じプロジェクトの方たちに報告した際も、ほぼ同様に、戻ってくる前提で話が進み、、、『あ、あれ???これは、仕事を続けさせてもらってよいのかしら、、、』と、周囲の皆様の配慮や、会社の制度に感謝しつつ、とてもナチュラルに仕事を続ける決意が固まりました。

 

幸い、ほとんどつわりも無く、周囲の方々の気遣いもあり、ほぼ通常通りの勤務を行った後、無事産休に入り、出産を迎える事が出来ました。

 


 

ここからはごくプライベートな事ですが、出産後は仕事とはまた別の忙しさで、想像以上のバタバタぶりでした。

 

特に、睡眠不足は想像以上に辛かったです。もちろん仕事で本当に忙しい時は、数時間しか寝ない日が続いたり、ほぼ徹夜という事もあったのですが、それと何が違うのかというと、仕事の時は『完徹はつらいから、今から一時間だけ寝よう』と、短時間ながら自分で考えた予定の時間はぐっすり眠れるのですが、子育ての方は、子供が寝た隙に一緒に大人も寝るので、次起こされるのが10分後か、2時間後かわからないので、先の予定が全く見えず、泣き声にびくびくしながら浅い眠りを繰り返す、という感じで、そこがとてもつらかったです。

 

また、新生児の育児に関しては、これまでの仕事での考え方が役に立たない事が多く、効率的にやるべきことをこなそうとするとすればするほど、予定通りに進まない事が多すぎていらいらしてしまうので、途中で一旦、予定とか効率とか全部考えない様にして、その場その場で必要最低限の事だけするよう心がけていました。おなかが空いたら食べて、眠たければ目の前に洗濯ものの山があろうと、寝る、という、ものすごい原始的な生活を送っていました(笑)。

 

うんちをもらされて、肌着にも、服にも、下に敷いていたバスタオルにもべっとりな時は、先にオムツを変えるべきなのか、服を脱がせるべきなのか、布団にしみる前にバスタオルを変えるべきなのか、、、ああ、でも、どれを先にしても、まだ、汚れていない何らかのパーツに汚染が進む、、、何から手を付けていいの?何これ、優先順位が見えない、、、と混乱状態になったりした事もあります。

 

ここまで自分の時間が予定通りに行かなかったり、思い通りにならない、かつ、自分がいないと生きていけない生き物の主担当になったのは、初めてだったので、しょっちゅうテンパっていましたが、そうなったときは、これも、精神修行、、、と思って、弥勒菩薩半跏思惟像の顔真似をしたりして、穏やかな心を保つよう心がけていました。(笑)

 

育休前半は、正直可愛いとかそういうことより、もうとにかく、日々子供が元気に快適に生活できるように、生かすのに精一杯という感じで過ごし、後半になってやっと、決まった時間に昼寝をする様になったので『昼寝の合間に○○をしてしまおう』など、先の予定を立てたり、一緒に遊んだり、あやしたら笑ってくれてかわいいなあ、ってしみじみ思ったり、と、想像していた、穏やかな育休生活を送る事ができました。

 


 

育休が明けた現在、17時までの短縮勤務を申請して、実施させてもらっています。

 

毎朝、子供を保育園に送ってから、出勤し、帰ったらすぐ離乳食作り、と忙しくも充実した日々を過ごしています。

 

まだ、一日6時間の仕事というペースがつかめないため、あっという間に帰る時間が来てしまう、という状態ですが、育休第一号としては、これから、6時間でできる事を増やして、どんどん濃い仕事をしていかなきゃいけないなあ、と日々改良中です。

 


 

 

 

最後になりますが、子供が出来てから、今まで感じた事が無かったいくつかの感情や意志に出会いましたが、その中の一つとして『いつか、ある程度大きくなった子供に、このゲームはお母さんの会社で作ったんだよ、って、自慢しながら一緒に遊びたい』という新たな目標ができました。まだまだ、あたふたする事も多い、子育て+仕事生活ですが、一緒にゲームで遊ぶ日を夢見て、これからも両方を張り切っていきます。

 

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